こんにちは、タロット占い師の稲見です。
今回は30代女性からのご相談についてご紹介します。
プライバシーに配慮し、内容は一部変更しております。
～30代女性からのご相談～
お互い仕事が忙しいのもあって、
会うのは月に1～2回くらいです。
毎日連絡も取っているのですが、
先日会ったときにどうにも様子がおかしく、
とても落ち込んでいるようでした。
遠まわしに何かあったのか聞いても答えてくれず、
とても心配になってしまいます。
私は彼の支えになりたいと思っているのに、
彼が悩みを打ち明けてくれないのは、
私のことを信じていないからなのでしょうか。
私が彼にとって必要な存在なのか、
自信が持てずにモヤモヤと悩み続けています。
ご回答
初めまして、稲見と申します。
彼が悩みを打ち明けてくれないというお悩みですが、
考え出すと心のモヤモヤがどんどんと大きくなってしまいますよね。
そんなあなたのお悩みに対して、
今回は【正位置】の【ソードのペイジ】というカードが示されました。
【ソードのペイジ】が持つメッセージ
【ソードのペイジ】というカードは、
知性や思考力の象徴であるソードを抱えた聡明な若者が、
鋭い眼差しで周囲を伺っている場面を描いています。
このカードが持つ意味をあなたが置かれている現在の状況に当てはめたとき、
以下のようなメッセージが浮かび上がります。
- 高い観察力があるからこそ
- 警戒心を解いて、積極的に自分の気持ちを伝える
- お互いのことをもっと知っていく
それでは、１つずつメッセージを見ていきましょう。
高い観察力があるからこそ
【ソードのペイジ】というカードは、
周囲の見張り役を務める小姓（従者）を描いており、
「観察」というのが１つのキーワードになります。
あなたがこうしたお悩みを感じるのも、
彼が悩みを抱えていることに気が付くことができる、
高い観察力があるからこそです。
彼の様子をよく観察し、
相手の気持ちをよく考える今の姿勢を維持していくことを
忘れないようにしてください。
それが彼とのよりよい関係を続けていくための秘訣になります。
警戒心を解いて、積極的に自分の気持ちを伝える
また、【ソードのペイジ】というカードは、
先ほどもお伝えしたように、周囲の見張りを行っている場面が描かれています。
この青年は剣をもって周囲を警戒していることから、
「警戒」というのも１つのキーワードです。
彼が自身の悩みを打ち明けてくれないことについて、
「自分を信じてくれていないんじゃないか…」と、
身構え、警戒してしまっている状態であることがうかがえます。
また、その警戒心ゆえに、何事にも慎重になりがちです。
そのため、相手との関係をより良いものにしていくためには、
相手の気持ちを疑ってしまう警戒心をほぐして、
あなた自身の気持ちを積極的に伝えていくことが必要です。
「私はあなたのことを心配しているよ」
「力になれるか分からないけど、私で良ければいつでも話してね」
といったように、相手の重荷にならない形で、
あなたの彼への気持ちを伝えていくようにしましょう。
相手からリアクションがあれば、
「嬉しい」「ありがとう」という気持ちを素直に表現してください。
そうすれば、彼もあなたに相談しやすい関係性ができていくはずです。
お互いのことをもっと知っていく
【ソードのペイジ】で描かれているのは、
非常に聡明ではありながら、まだまだ若い青年です。
そのことから、「未熟」というキーワードが浮かび上がります。
これを恋愛関係で考えてみると、
おふたりのご関係がまだ成熟しきっていない、発展途上であることを示しているといえます。
お付き合いされてから1年ということで、
あなたがお悩みを抱えられているように、
彼の方もまだ自分の悩みを打ち明けて受け入れてもらえるか、
自信を持てていない状態です。
そのため、あなたから積極的に自身の気持ちを伝えていくことで、
彼も「あなたに相談してもいいんだ」と感じることができ、
だんだんとお互いにとってちょうどいい距離感がわかってくるでしょう。
お互いのリズムや考え方を知る途中なんだ、というスタンスで、
彼とのコミュニケーションを続けていくことが大切です。
ただし、相手のことをもっと知りたいからと言って、
彼のことを束縛したり詮索したりするような言動はNG。
彼との信頼関係を築いていく、という気持ちを大切にしてくださいね。
最後に
今回のお悩みは、ご相談者の方が、
彼のことを本当に心配しているからこそ生じてしまうものでした。
【ソードのペイジ】が示しているように、
周囲をよく観察しながら、警戒心を持ちすぎることなく、
お互いに素直に気持ちを伝えあうことで、
二人の関係がより成熟したものへと発展していくことでしょう。
それでは。
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